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酢で水虫を改善できるってほんと?

2019年11月01日

我々にとって身近な病気だけに、水虫の民間療法というのも昔から伝わっています。その中に、患部をお酢に漬ければ効果があるというものがあるのですが、これは本当に医学的根拠のあるものなのでしょうか。

水虫を引き起こす白癬菌、彼らはアルカリ性の皮膚環境を好むといいます。お酢を使うと皮膚は酸性に傾くため活動を止めるはず、というのがこの民間療法の元となる考え方です。ただこれに、医学的根拠はありませんから確実に治るとは言い切れません。

治ったという意見も多いお酢の使い方について説明すると、その中でも木酢液というのが使われるようです。木酢液とは木の炭を焼いた時の煙を冷やして液体にしたものです。酢酸や、その他200種類以上の成分が含まれておりPH3.0ほどの強い酸性を持つ液体です。フェノールというかゆみを抑える成分がたっぷり含まれているからと、水虫だけでなくアトピーや水いぼ、乾燥肌の治療などでも利用されています。

普通の酢では駄目で、木酢液の原液を材料とした使い方だと良いということですが、その方法としては洗面器に原液を入れて、そこに30分間足を漬けるだけ、と簡単です。その後は足を洗い流すことなくタオルで拭くのです。一度使用したものでも殺菌作用が消えていることはないので何度でも使えます。数回行えば効果が出るそうなので、試してみてもよいかもしれません。お肌が弱い方であればお湯で希釈した希釈法を行うようにしましょう。

木酢液ではなく、竹の炭を焼いた時に出た煙を冷やして液体にした竹酢液が使われることもあります。こちらもPH3.0ほどの強い酸性液であり殺菌作用が得られるのです。
患部につける方法としては、ビニール袋に足ごと入れたり綿棒で塗ったりスプレーする、といったやり方もあります。それだと更に手軽に、周りを汚すことなく出来るでしょう。その他にも、材料としてアルコールやクエン酸、重曹などを使うと水虫が治ると伝わっている地域もあります。

ただ、夏にこういったやり方で治療を進めていて、寒くなって白癬菌の活動が弱まったことで効果があった、と考えただけの場合もあるでしょう。いずれも臨床的な効果は科学的に認められてはいません。お肌が弱い方だと特に、民間療法を行ったことで逆効果になる恐れもあります。やはり医師の元で治療を行った方が確実なようです。もしも木酢液や竹酢液が手に入ったら試してみても良いですが、何かあっても自己責任となります。